2017年10月27日
いよいよ着工
暖かい日差しの中で苅田町のH様邸が着工工事に入りました。
ひろい平屋タイプなお家なので、基礎も普段な家よりかなり広いです。
しっかりと配筋を行い、丈夫な家造りに心をかけております。
どんなお家になるのを楽しみにしてください。
2017年10月24日
シロアリ豆知識<シロアリは木造だけではない>
台風が過ぎ、雲の一つもない青空が出てきでますね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか
本日は、シロアリの最後の豆知識に入ります。
◆木が好物なシロアリ…だとすれば木造でなければ大丈夫?
さて、いままでご説明してきたように、シロアリは木が大好きなので、その被害は必然的に、木造住宅に集中するわけです。ということは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの住宅は、シロアリの被害を防げるのでしょうか? 一般に、主要構造材が木材ではない住宅では、地震時に家が倒壊するほどのシロアリの被害を受ける心配は小さくなるといってよいでしょう。
ただし被害がゼロではありません。シロアリは好物である木材があれば、手前や近くにあるコンクリート、ケーブル、畳などをかじることもあるそうです。実際、コンクリートの基礎にシロアリが穴を開けたこともあるとか。また、鉄骨や鉄筋コンクリート造の住宅でも、内装の木部がシロアリにかじられることもあるそうです。
シロアリがコンクリートを かじったあと。 木が近くにあれば、 このようにコンクリートやレンガが 被害を受けることもあります |
また、シロアリの被害の多くは、地面から1.5m程度の高さまでといわれています。ですから、構造や床下に極力木部以外のもの(柱を鉄骨にするとか、束に金属や樹脂を使うなど)を使用するなどの対策をすることや、基礎と床の間を非木質素材で仕切るなどが、シロアリを寄せつけない家にするための方法だといえるでしょう。
2017年10月20日
シロアリ豆知識<シロアリ被害の防ぎ方その2>
◆風通しをよくして、シロアリの被害を防げ!
シロアリが好きなのは、暖かく、暗くてジメジメした場所です。そのため、床下などに生息し、浴室やキッチンのように常に湿り気のある場所を好みます。ということは、風通しをよくすることがシロアリを寄せつけないことにつながります。
具体的には、換気口の周囲にものを置かない、建物のまわりに不要な木片などを置かないなど、床下の空気がよどまないようにエアコンの室外機の置き場にも注意して、できるだけ風通しをよくすることを心がけましょう。床下にネズミなど動物の死骸を放置しておいたり、カンナクズなどがあると、そこからシロアリが繁殖するケースもあります。
浴室やキッチンの水漏れなどを放置しておくのは、もってのほかです。ガーデニングが趣味でも、換気口の前に大きなコンテナを置いて、花の水やりであたりをいつも水浸しにするなども厳禁。換気口に落ち葉が詰まっていたり、クモの巣などがあったら、取り除いておきましょう。
シロアリは木のやわらかいところを好んで食べ、
かたいところは残します。
木の中でも、シロアリに
強いとされるのは、
ヒノキ、ヒバ、クリなど
2017年10月18日
シロアリ豆知識<シロアリ被害の防ぎ方>
さて、本日はシロアリの防ぎ方を紹介したいと思います。
◆どうやってシロアリの被害を防ぐ?
では、どうのようにしたら、シロアリからわが家が守れるかですが、防蟻(ぼうぎ)処理には大きく分けて、土壌処理と木部処理があります。
土壌処理とは、床下の土壌の表面に薬剤を散布する方法です。シロアリは地中から侵入してくるので、その通過点となる基礎の内側や周囲の土壌に防蟻剤を散布するのは有効です。そのほか、基礎の内側の土壌表面に防湿シート(ポリエチレンフィルムなど)を敷いたり、土台と基礎の間に防湿シートを敷くなど、地面からの湿気が上がるのを遮断し、乾燥した状態を保つための方法を併用する場合もあります。
木部処理とは、建築に使用する木部に薬剤を塗布または散布するという方法です。一般的に新築の場合は、まず、加圧処理によって薬剤を注入した木材を建築現場へ運びます。さらに、現場で地上から1m超までの木部に噴霧器などを使って薬剤を散布するか、ハケなど使って薬剤を塗るなど、薬剤処理をします。建築途中の住宅の柱の下部や土台だけがほかの部分と色が違っているのを見たことはないでしょうか。その状態が、まさに薬剤によって木部処理をした状態なのです。
また、防蟻剤の中でも有機リン系のクロルピリホスは、今年の7月の建築基準法の改正により、使用が禁止されました。これまでクロルピリホスは、シロアリ駆除だけでなく、農業用の殺虫剤として使われてきましたが、めまいやけいれんなどの中毒症状があることや、周辺環境への影響を考え、禁止となりました。
もちろん、新築の場合は、家を建てる過程で、土壌と木部処理の両方を行うわけですが、既存の建物でも、定期的に対策を施す必要があります。特に、シロアリ駆除を行う会社や防蟻剤の多くが、効果の持続期間を約5年としています。ですから、新築時に念入りに防蟻処理を行ったから大丈夫だというのではなく、定期的に処理を行っておくと安心でしょう。
前述のように、既存の建物も、シロアリの被害を受けないためには、定期的に防蟻処理をする必要があります。防蟻処理は自分でできるものではないので、専門家に任せるべきなのですが、シロアリ駆除の業界には悪徳な業者も多く、消費者からクレームが寄せられると聞きます。たとえば、土壌処理を行うために基礎を壊したり、毒性の高い防蟻剤を使用したり、床下の換気をよくすることを目的に床下換気扇の設置を強要したりするケースがあるようです。
業者に依頼する場合は、使用が禁止されたクロルピリホスはもちろんのこと、どんな薬剤を使用するかは、事前に確認しましょう。非有機リン系の薬剤か、木酢液(もくさくえき)やヒバ油などの天然素材から抽出したものを使用したいものです。ただ、天然薬剤でも、成分や使用方法などによっては、安全性や効果について疑問視する声もあります。社団法人 日本しろあり対策協会で認定されている薬剤かどうかというのはひとつの目安となるでしょう。
役に立ったでしょうか?
2017年10月13日
シロアリ豆知識<シロアリ被害の見方>
さて、シロアリが発生しているかどうか、素人でもできるチェックポイントをご紹介しましょう。
(1)羽アリを発見した
(羽アリの数が多いほど被害が大きい可能性ありです)
(2)床がブカブカしたり、雨戸や襖などの立て付けが悪くなった
(3)基礎や土台に蟻道(ぎどう)がついている
(4)柱や床板などの木部をたたくと、ポコポコという空同音がする
(5)木材の割れ目に土がつまっている(蟻土/ぎど)
春ごろ、羽アリを見たり、地中の巣から建物に続く蟻道(ぎどう)を見つけたら、かなり危険です。被害の進んだ建物では柱が下がったり、床がゆがんだりするので、建具の立てつけが悪くなることがあるのです。
また、シロアリは木材の内部のやわらかいところだけを食べ、かたいところは残します。これによって、木材の中心部が被害に合うと空洞になり、たたくとポコポコといかにも空洞になっている音がするのです。そして、光や風を嫌いますので、木材のすき間や割れ目に土を埋め込みます(これを蟻土/ぎどという)。
ヤマトシロアリの被害は主に床下に集中しますが、イエシロアリは、柱をつたって天井など、家屋全体に及ぶケースもあります。
シロアリは光や風を嫌うので、
木材などのすき間に土を
つめる習性があります。
これが蟻土(ぎど)です。
このような状態になっていたら、
シロアリの被害に
あっている可能性大
2017年10月10日
シロアリ豆知識<シロアリとは>
◆シロアリは「アリ」ではなくて、「ゴキブリ」の仲間!?
シロアリとは、どんな昆虫なのか、ちょっと説明しましょう。シロアリは「シロアリ」といいますが、実はアリの仲間というより、むしろ祖先はゴキブリに近いのだとか(ちなみに、アリはハチの仲間だそうです)。シロアリは、3億年も前からいたそうです。ゴキブリの仲間だと聞けば、木をかじり、湿気の多い暗い場所を好むというのもなんとなくうなずけます。
そんなシロアリにはいろいろな種類があり、世界的には2000種以上といわれていますが、日本に生息するのは約20種類。なかでも住まいに被害を及ぼすのは、主にヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類です。
ヤマトシロアリは、北海道の北部を除く日本全国でみられ、イエシロアリは、千葉県以西の温暖な沿岸地域を中心に生息しています。どちらも集団を形成して生息し、成虫は4枚の羽をもちます。シロアリは、春ごろ(ヤマトシロアリは4~5月ごろ、イエシロアリは6~7月ごろ)、新しい巣をつくるため、群れをなして飛び立ちます(これを群飛/ぐんぴという)。羽は新しい落ち着き先を見つけると、すべて落ちてしまいます。
ヤマトシロアリはほぼ日本全土に 生息しています。 イエシロアリは千葉県より西の 沿岸地域に多く生息しています |
普通の羽アリ 羽の枚数はシロアリも羽アリも4枚ですが、羽アリは前2枚の羽が後ろ2枚に比べて大きい | シロアリ シロアリの羽は4枚とも同じような大きさで、羽アリと比べてべると、胴のくびれがないのが特徴 |
2017年10月05日
木造住宅と白アリ①
昼と朝晩の温度さが激しくなりまして、かぜをひかないように気をつけてください。
本日は、シロアリと木造住宅の関係を紹介したいと思います。
まず、◆シロアリの被害が原因で建物が倒壊する!
住まいの大敵シロアリ。シロアリだけで、家が倒壊するなんて…と、お考えの方もいらっしゃると思いますが、土台や柱などがシロアリの被害にあっていると、地震の際に、それが原因で建物が倒壊することもあるのです。実際、阪神・淡路大震災のときも、シロアリによる被害が建物倒壊の一番の要因だったという報告もあるほどです。
シロアリが好きなのは、暗くて湿気のある暖かい場所です。そこに、好物である木材があれば、すみつく可能性大です。反対に、風通しがよく床下などが乾燥している家で、エサとなる木材が少なければ、その家は、シロアリにとって好ましい環境ではありません。
条件 | シロアリが好きな家 | シロアリが嫌いな家 |
風通し | 悪い | よい |
明るさ | 暗い | 明るい |
湿気 | 多い | 少ない |
エサ(主に木材) | 多い | 少ない |
「ウチは大丈夫!」と思っていても、最近、雨戸や襖などの立て付けが悪くなったりしていませんか? それはシロアリのせいかもしれません。
なので、風通しや湿気にご注意してください。
2017年10月03日
平屋のメリットとデメリット
すっかりと秋の季節になりました。気温が涼しくなり、太陽もちょうどいい日差しになりました。
最近、核家族に加えて、こどもが成人して独り立ちした夫婦の住まいとして、平屋タイプの家が人気増加中
本日は、平屋の家のメリットとデメリットを紹介したいと思います
メリット①:平屋の構造的な安定性
平屋は建物の高さが低いことから、複数階の建物と比べると構造的に安定しています。それにより、地震や
台風に対しての危険も軽減します。
メリット②:階段がない楽で安全な動線
平屋は階段のない住まいとなるので、1階2階を上り下りする必要がなく、水平移動だけのとてもシンプルで
楽な生活動線となります。また、高齢者による住宅内での階段の転落事故もない安全な住まいとなります。
メリット③:円滑な家族のコミュニケーション
1階だけのシンプルでコンパクトなプランニングとなるので、家のどこにいてもお互いの気配を感じれて声も
聞こえるような、家族の距離が近くコミュニケーションが進む住まいとなります。
メリット④:天井が高い開放的なインテリア
2階がないことから、その分余裕を持って天井の高い開放的な住まいとすることも可能です。
デメリット①:平屋では開放的な反面、防犯対策には注意が必要
庭とリビングをつなげるなどして、開放的な空間にしやすく平屋ですが、そうした反面、防犯対策には注意が
必要です。開口部を大きくとって開放的な住まいにする分、プライバシー保護のため高い塀や草木で敷地を
囲みがちです。しかし、防犯対策としては泥棒が身を隠せるような塀や茂みは避けるべきなので、透過性の
ある囲い、あるいは中庭を設けてみるといいでしょう。
デメリット②:家族の距離感が近い分、プライベートな空間の確保が難しい
メリットとして挙げたように、平屋は家族のコミュニケーションを円滑にしてくれます。しかし、それは反対に
プライベートな空間の確保を難しくするようにもなります。これは、住み手のライフスタイル次第で、メリット
ともデメリットともなり得ますが、もしプライベートな空間のある平屋にしたい時は、プランニングである程度
解決できます。